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ジョン・レノンのロールス・ロイス

ジョン・レノンのロールス・ロイス

ジョン・レノンが所有していたサイケデリックにペイントされた
ロールスロイスは、ジャニス・ジョプリンのポルシェと並んで
世界で最も有名な車のうちの一台だろう。
そして、もしかしたら世界一高価で売買された車だ。(1985年2,299,000米ドル)

この1965年型ロールスロイスPhantom V(ファントム・ファイブ)は
「HIPPIE Rolls」とも呼ばれている。

カナダのロイヤルブリティッシュコロンビア博物館で、1993年から展示されている。
その後、またオークションに出品されたという噂もあるが、どうなっているのだろうか?

1965年型ロールスロイスPhantom V

なので、このロールスロイスの画像は世界中のブログでお目にかかれる。
ところが、実際にジョン・レノンが乗ってる写真はあまり無い。
そして博物館での展示では、屋根の撮影はほとんど不可能。
このロールス・ロイスの屋根がどんな風にペイントされてるか?
興味をもったビートルズ・マニアはいっぱいいることでしょう。

1965年型ロールスロイスPhantom V

このナンバー「FJB111C」の登録日は、1965年6月3日。
保証書の発行日は1965年6月10日になっている。

もともとの車体の色は、バレンタイン・ブラック。
1965年10月26日ビートルズはMBE勲章を受賞したが、このロールス・ロイスに乗って
バッキングガム宮殿へ向かっています。

1965年10月26日バッキングガム宮殿へ向かって

1965年12月21日ジョン・レノンは車内用に、ラジオと電話を注文した。
翌1966年には、Harold Radford社に特注して後部座席を中心に大幅に改造した。
中は、こうなっている!
音響システムの他に、ソニー製のテレビ。電話と冷蔵庫も付いている。
この時点では、車体はまだバレンタイン・ブラックのままだ。

内装

1966年の9月に映画「How I Won the War」の撮影のために西ドイツとスペインへ旅立つが、
このロールスロイスもスペインへ送っている。
その際に、このロールスロイスはラジエターなどのクローム部分も含めて、
すべて「つや消し黒」に塗装された、という記録があるが、それが撮影のため
だったかどうかは不明だ。

ジョン・レノンは1967年4月に自動車のボディー改造や塗装専門のJ.P. Fallon社を訪ねて、
ロールスロイスをサイケデリックに塗装できないか?と相談した。
そして、 オランダのアートグループである「The Fool」が塗装を行った。

この前後に窓にフィルムを貼りスモーク・ウィンドーにしている。
スモーク・ウィンドーは、じつはジョン・レノンが発明したのだった!
そのうえ、警察から「フロント・ガラスにはスモーク・フィルムを貼らないように」
と注意された世界で初めての人でもあった!!

1970 年に、ジョン・レノンはアメリカにこのサイケ・ロールスを送っているが、
アメリカでは、あまり乗ることが無かったようだ。
そのかわり、ローリングストーンズ、ムーディーブルース、ボブディラン
に何度か貸している。

1977年12月に、ジョン・レノンとオノ・ヨーコは225,000ドルの税額控除のために、
サイケ・ロールスをニューヨーク市のクーパー・ヒューイット博物館に寄付した。

1978 年10月3日から1979年1月7日まで、クーパー・ヒューイット博物館で
一般公開された後、メリーランド州シルバーヒルでしばらく保管される。
1985年6月29日に、クーパー・ヒューイット博物館は、Sotheby sを通して
車を競売にかけることを決定。

サザビーズによる推定落札額は、200,000ドル~300,000ドルだったが、
ジムパティソンsリプリーインターナショナル社が2,299,000ドルで購入した。
その後サウスカロライナ州の「LENNON」というナンバープレートを付けて、
「Believe It Or Not博物館」で展示された。

1986年にバンクーバーでのエキスポ86に貸し出されたあと、
ジムパティソン・インダストリーズ社が購入、その後バンクーバー近くの
Transportation博物館に寄付し、展示された。

1993年に、車はTransportation博物館からロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館
に移された後、ビクトリアのブリストル・モータースによって修理された。

1996年3月9日から15日まで、オタワの国立科学博物館で展示された。
この時は、後部座席にジョン・レノンの人形が設置されている。

オタワの国立科学博物館

ロイヤルブリティッシュコロンビア博物館で、1993年以降展示されていたが、ダメージを受けた塗装面を修復するために、1998年カナダのConservation研究所【CCI】に塗料サンプルの調査を依頼した。

CCI会報No.21(1998年3月)によると、
http://www.cci-icc.gc.ca/whats-new/news21/lennon_e.shtml
フーリエ変換赤外線の分光学を使っての分析、
回折のX線写真撮影とマイクロアナリシスのX線写真撮影、
顕微鏡検査、などで慎重に分析調査した。

修復前 修復後 
修復前                   修復後

ジョン・レノンは、この他にも白いロールスロイスを所有していた。
写真を見る限り、サイケデリック・ロールスと同じ
1965年型Phantom V(ファントム・ファイブ)に見える。

EUC 100C

しかし、ナンバーが「EUC 100C」
サイケデリック・ロールスは、「FJB111C」なので、明らかに
別のもう一台のロールス・ロイスなのだ。

1969年の「ジョンとヨーコのバラード」のプロモーションビデオ
で、この白いロールスロイスを見る事ができます。


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