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SUZUKI T305 Raider 1968の謎

SUZUKI T305 Raider 1968の謎

日本では発売されなかった、SUZUKI T305 Raider。
そして、当時のことを調べるとホンダもヤマハも305ccのライバル車を
ちゃんとアメリカで発売してるのです。

ボクはこの305ccというハンパな排気量を、アメリカの免許制度か、
税法上の理由によるものだと思っていました・・・・・

SUZUKI T305 Raider

ところが先日、当時のカタログでスペックを見ていて、すっかりその謎が
解けたのだ!!謎は、ボア×ストロークにあったのです。
よーするに250ccをボアアップするだけで、簡単にパワーアップ出来たのです。

SUZUKI T305 RaiderのベースになったスズキT250のボア×ストロークは、
54mmx54mmのスクエア・エンジン。で、コイツのボアを60mmに広げると、

(ボア[cm]÷2)の2乗×円周率×ストローク[cm]×気筒数=総排気量

なので、305ccになるのでした。
排気量が同じだったら、一般的にはストロークを長くすると
トルク重視の出力特性になり、ボアを広げると最高出力重視の出力特性になります。
今は機械工作精度と材質の向上により、乗用車用エンジンでは
「高回転エンジンなのにロングストローク」が最近の流行になりつつあるそうですが。

ちなみに、HONNDA ドリームCL72 250ccも54mmx54mmのスクエア・エンジンを60mmx54mmにボアアップしてCL77 305ccにしています。

YAMAHAはちょっと変わっていて、YM-1 305ccはスズキやホンダと同じ60mmx54mmなのですが、そのベースになったYDS-3 250ccのボア×ストロークはスクエアではなく、56mmx50mm
これを、ボア、ストローク共4mmづつ拡張したわけです。

なお、305ccのほとんどはアメリカ市場を意識したものでしたが、
ホンダやヤマハはこれら305ccを国内でも発売していたのです。
売ってなかったのは、スズキ、おまえだけか!!

1967年から1968年にかけて国内販売していた305ccを調べてみました。
ボア×ストロークはすべて60mmx54mm。

HONNDA ドリームCL77
HONNDA ドリームCB77
HONNDA ドリームCL300
HONNDA ドリームC78
YAMAHA YM-1
YAMAHA スポーツ305M-2

YAMAHA スポーツ305M-2

それ以降は305ccというのはなぜか、姿を消していきます。
大排気量車への時代の流れだったのでしょう。

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